ふるい(震い) 活用形・名詞

30/06/2014 23:24

ふるひ」]
1.
動詞ふるう(震う)」の連用形音便形は「ふるっ(震っ)
2.
1.から。]
アクセント:ふるいガ
2-1.
恐怖や寒さなどで、震えること。ふるえ(震え)。треперене (от студ, страх и пр.)
2-2.
瘧《おこり》・高血圧などのために体が小刻みに震えること。発作的な痙攣。ふるえ(震え)。втрисане на тялото поради високо кръвно налягане, треска и пр.; спазматична конвулсия

用例

1.
地のふるひ家のやぶるる音、雷に異ならず
鴨長明「正保整版本方丈記」)
コノ大地震イデキテ家ドモフルイ倒サレ
(「日葡辞書」1603-4)
2-1.
起の渡り越えければ、濡れ渡りたる萩原の、ふるひの立やふるひの宮
仮名草子竹斎」17世紀前半
声は震《ふるひ》を帯びてゐたと
森鷗外渋江抽斎」1916)
ふるひを帯びて怖々した声で
石川啄木「病院の窓」1908)
七十近い一しょ寂しい寺領奥の院自由に暮したそのときもう十七なっていた
好きであった奥庭覆うている新しい若葉湿った揺れる眺めながらよく小さい囲んだものであった暑い日中でも一緒坐っている茶釜澄んだ奥深い謹しみ深い鳴りようかえって涼しく爽やかに感じるのであった
なれた手つき茶筅執る南蛮渡りという重いうつわもの静かにしかも細緻な顫《ふる》いをもってかなり力強く巧みに掻き立てるのであったみるみるうちに濃い液体真砂子《まさご》ような最微な純白な泡沫となってしかも軽いところない適度重さ湛えて芳醇な高い気品こめた香気どもあたま沁み込ませるのであった
そのころ習慣なったせいあったその濃い重い液体静かに愛服するというまでではなかった妙ににがみ甘さ交わったこの飲料好きであったじっとうえ置くようにして味ういつも言うように何となく落ちついたもの精神加わってゆくようになっていつも鎮まるのであった
お前なかなかお茶飲みかた上手くなったいつの間に覚えたのか……」など言ったりした
いつの間にか覚えてしまったんですいつもあなた服んでいる見るひとりでに解ってくるじゃありませんか。」
それそうじゃ何んでも覚えて置く方がいい。」
室生犀星性に眼覚める頃1919、冒頭)