ふち(扶持)

18/10/2011 07:54

](スル
アクセント:ふヲ]
1.
助けること。扶助すること。面倒をみること。ふじ。помагане; подкрепа; грижене (за някого)
2.
武家主君から下級家臣に給与した俸禄の一種。江戸時代には、一人1日玄米5合を標準の一日扶持とし、この1年分を何人扶持と称して米または金で給与した。вид възнаграждение за служба, давано от самурайски господар на подчинените/ васалите си от нисък клас; през периода Едо дневното възнаграждение се равнявало на 5 го (0,40 л.) кафяв/нерафиниран ориз, като се изплащало годишно в пари или в ориз
3.
俸禄を与えて家臣として抱えること。наемане/ държене на някого на служба като подчинен/ васал срещу заплащане
4.
扶持米。転じて、食糧、食い扶持などの意。оризът, даван като възнаграждение за служба; оттам, храна, хранителни продукти; разходи, необходими за закупуването на храна

用例

1.
渠等《かれら》を扶持すべき責任
泉鏡花義血侠血」1894)
ねんごろに扶持して置かれたが
芥川龍之介(1892-1927)「奉教人の死」)
1.2.
四位侍従肥後光尚の家督相続済んだ家臣にはそれぞれ新知加増役替えなどあった中にも殉死十八は、嫡子そのままあと継がせられた嫡子ある限りは、いかに幼少でもそのには漏れない未亡人《びぼうじん》、父母には扶持与えられる家屋敷拝領して作事までも《かみ》からしむけられる先代格別入懇せられた家柄で、死天の旅さえ立ったのだから、家中もの羨みしても妬みしない
森鷗外阿部一族」1913)
2.
井原は切米三人扶持《ふち》取っていた切腹したとき阿部弥一右衛門《やいちえもん》の家隷林左兵衛が介錯した
森鷗外阿部一族」1913)
本庄は丹後で、流浪していたのを三斎部屋附き本庄久右衛門《ほんじょうきゅうえもん》が召使っていた。仲津で狼藉者取り押さえて扶持十五切米取りられ。本庄を名のったのもそのときからである四月二十六切腹した
森鷗外阿部一族」1913)
林は南郷下田百姓であったのを、忠利が十人扶持十五召し出して、花畑のした
森鷗外阿部一族」1913)
五助は人間言うように言った
おぬし畜生じゃから知らずにおるかも知れぬが、おぬしさすって下されことのある殿様は、もう亡くなり遊ばさそれでなってなされお歴々きょう切ってなさるおれ下司《げす》あるが、扶持《ごふち》を戴いてつないだお歴々変ったことはない殿様かわいがって戴いたありがたさ同じことじゃそれでおれ切って死ぬるのじゃおれ死んでしもうたおぬし今から野ら犬なるのじゃおれそれかわいそうならん殿様をしたは岫雲院で井戸飛び込んで死んだどうじゃおぬしおれ一しょ死のうとは思わんかいもし野ら犬なって生きてたい思うたこの握り飯食ってくれい死にたい思うなら食う
森鷗外阿部一族」1913)
森鷗外阿部一族」1913)
3.
若党どもをも扶持し置き
(「太平記」14世紀後半
この信濃入道を扶持し給けり
吉田兼好徒然草」14世紀前半