いぬ(イヌ・犬・狗)

28/09/2016 17:28

1.
アクセント:いヲ]
1-1.
食肉目イヌ科の哺乳類。嗅覚・聴覚が鋭く、多くの品種が作られ、大きさや体形、毛色などは様々。オオカミを家畜化した動物と考えられている。よく人に慣れ、番犬・猟犬・牧畜犬・労役犬・警察犬・軍用犬・盲導犬・競走犬・愛玩犬など用途は広い。куче
猛犬
に注意。Внимание, зло куче! 狂犬бясно куче 猟犬ловно куче アフガン犬афганска хрътка 野良犬бездомно куче 純血種の犬породисто куче 雑種の犬/雑犬мелез 盲導犬куче-водач на слепи 警察犬полицейско куче 捜索犬куче търсач 犬小屋кучешка колибка 犬掻きで泳ぐплувам кучешката 番犬куче пазач 牧羊犬овчарско куче 犬の群れглутница кучета 彼らは犬猿の仲だ。Обичат се като кучето и котката.
1-2.

他者の秘密などをかぎ回って報告する者を比喩的にいやしめて言う。回し者。密告者。スパイ。щпионин; доносник
警察/官憲/秘密警察/公安/内務省の犬
1-3.

人をののしっていう語。
2.

接頭
名詞に付く。]
2-1.
卑しめ軽んじる意を表す。
犬侍
2-2.

無駄で役に立たない意を表す。изразява безполезност и пр.
犬死に
2-3.

似て非なるものの意を表す。
犬蓼《いぬたで》 犬山椒

→秋田犬・犬が西向きゃ尾は東・犬と猿・犬に論語・犬の川端歩き・犬の糞・犬の遠吠《とおぼ》え・犬は人に付き猫は家に付く・犬も歩けば棒に当たる・犬も食わない・犬も朋輩《ほうばい》鷹《たか》も朋輩・御伽《おとぎ》犬・飼い犬・甲斐《かい》犬・狩り犬・紀州犬・小犬・狛《こま》犬・里犬・地犬・柴犬・喪家の狗《いぬ》・鷹《たか》犬・
ドール・土佐犬・野犬・野良犬・負け犬・尨《むく》犬・山犬

用例

1-1.
 五助は
二人扶持切米取りで、忠利の牽きである。いつも鷹狩して野方《のかた》で忠利の気に入っていた主君ねだるようにして殉死許し受けた家老たち言った。「ほか方々高禄賜わって栄耀《えよう》したのにそち殿様牽きではないかそち殊勝で、殿様許し出たのは、この上もない誉れじゃもうそれよいどうぞ死ぬることだけ思い止まって当主奉公してくれい」と言った
森鷗外阿部一族」1913)
 五助は
かけた浅葱おろしてそのから行李《めしこうり》を出したあける握り飯二つはいっているそれ置いたすぐに食おせずふって五助の見ていた
森鷗外阿部一族」1913)
おぬし畜生じゃから知らずにおるかも知れぬが、おぬしさすって下されことのある殿様は、もう亡くなり遊ばさそれでなってなされお歴々きょう切ってなさるおれ下司《げす》あるが、扶持《ごふち》を戴いてつないだお歴々変ったことはない殿様かわいがって戴いたありがたさ同じことじゃそれでおれ切って死ぬるのじゃおれ死んでしもうたおぬし今から野ら犬なるのじゃおれそれかわいそうならん殿様をしたは岫雲院で井戸飛び込んで死んだどうじゃおぬしおれ一しょ死のうとは思わんかいもし野ら犬なって生きてたい思うたこの握り飯食ってくれい死にたい思うなら食う
森鷗外阿部一族」1913)
森鷗外阿部一族」1913)
 
そのには人間家鴨≪あひる≫住んでいたまったく住む建物各々食物殆ど変っていやしない物置ようなひん曲った建物あって階下には主人夫婦天井裏には間借りしていてこの相手分らぬ子供孕んでいる
伊沢借りている一室母屋から分離した小屋こここの肺病息子ねていたそうだ肺病にも贅沢すぎる小屋ではないそれでも押入便所戸棚ついていた
坂口安吾白痴」1946、冒頭
1-3.
請ふらくは君わが家のいぬに語れ