世界(せかい)

26/01/2016 20:39

→「せかい(世界)

用例

[発表年順]
  
寝ようと思って次の間出ると、炬燵臭《におい》ぷんとした帰りに、強過ぎるようだから気をつけなくてはいけない妻《さい》注意して自分部屋引取ったもう十一過ぎているごとく安らかであった寒い吹かず半鐘応えなかった熟睡世界盛り潰したように正体失ったРеших да си лягам и като излязох и минах в стаята, прилежаща на дневната, миризмата от огъня в печката котацу ме блъсна в носа. На връщане от тоалетната предупредих  жена си, че огънят е прекалено силен и трябва да внимава и се оттеглих в стаята си. Вече минаваше единадест. Сънят ми бе както винаги спокоен. Макар и студено, не духаше и вятър, и звънът от сигналната камбана не дразнеше слуха ми. Изгубих съзнание, сякаш дълбокият сън до припадък бе опиянил света на течащото време.
夏目漱石「泥棒」『永日小品』1909、冒頭、В превод на Агора София, 2011)
  現実世界とはとの働く世界でなければならない現実との相互関係考えられる働くことによって出来た結果考えられるしかし働くということは、自己自身否定することでなければならないというものなくなって行くことでなければならないとが働くことによって一つ世界形成するということは、逆に一つ世界部分考えられることでなければならない例えば空間において働くということは、空間ということでなければならないその物理的空間という如きもの考えれば、物力は空間なるもの変化とも考えられるしかし何処(どこ)までも全体部分として考えられるということは、働くというものなくなることであり世界静止なることであり現実というものなくなることである現実世界何処までもでなければならない個物個物との相互限定世界でなければならない故に現実世界絶対矛盾自己同一というのである
西田幾多郎「絶対矛盾的自己同一」1939、冒頭
[発表年未詳・筆者生年順]
  所謂文壇復活したる蘇峰先生時務一家言引続いて世界変局及び大正政局史論出し更に去年より筆硯新たにして大正青年帝国前途なる一篇公にした始め新聞掲載されて居つたにはどれ丈け世間耳目惹いた知らない十一月初め一部纏まつた著書として公にさるる非常評判を以て全国読書界迎へられ瞬く間数十売り尽した国民新聞云つて居る蘇峰先生盛名国民新聞広告を以て驚くべき多数読者得たといふ固より怪しむ足らぬけれども而かも旬日ならずして売行数ふるといふのは兎にも角にも近来稀なるレコードである是れ丈け沢山読まれたといふ自身既に吾人をして問題たらしめる値打ある況んや蘇峰先生反動思想些《いささ》か擡げんとしつつある今日に於て少からず社会注目惹くべきに於てをや
吉野作造(1878-1933)「蘇峰先生大正青年帝国前途読む冒頭
 もはや一人不幸なインテリ物語瞬間時にしか我々興味惹かない世界散在して生きつづける強力な知識人興味津々たる物語それぞれ結末見通せない巨大なロマン一節として我々緊張させつつあるからである強固な知能的一人物或る呼吸停止したという事より多数彼等どのようにして生き生きつつあるその独創的な手段方法絶えず我々驚かし目ざまし活気づけてくれるいかなる突飛な自殺行為いかなる深刻ぶった自殺宣言よりもっと豊富にして怪奇な不慮我々押しつけている自殺に関する発明発見さして進展しない殺人に関する趣向日夜試験されつつあるしたがって各々選ぶ可能性与えられた人々意識するしないにかかわらず常に自己ためにとてつもない工夫こらさねばならない自殺するために国籍移すない生存するために国土から国土渡り歩く人々増加しつつあること想起しただけでも形式めざましい複雑化明らかである