アルファベット順

村(むら)

08/12/2015 06:05

→「むら(村)

用例

新しく活溌《かっぱつ》に打っている
こら下界お前ゆうべ曠《むなしゅ》うしなかった
そしてけさ疲《つかれ》直って己《おれ》している
もう快楽を以て取り巻きはじめる
断えず最高存在志ざして
力強い決心働かせているなあ
                  ファウスト第二部
序曲
六月十日 にて
 御無沙汰いたしました今月初めから当地滞在しておりますからよくこんな初夏一度この高原来てみたいものだ言っていましたやっと今度その宿望かなった訣《わけ》ですまだ誰も来ていないので淋しいことはそりあ淋しいけれど毎日気持よい朝夕送っています
堀辰雄「美しい村」1933-34冒頭
 日本古代文化に就て殆んど知識持っていないブルーノ・タウト絶讃する桂離宮見たことなく玉泉大雅堂竹田鉄斎知らないのである況んや、秦蔵六≪はたぞうろく≫だの竹源斎師など名前すら聞いたことなく第一めったに旅行することがないので祖国あのこの風俗山河知らないのだタウトによれば日本に於ける最も俗悪な都市という新潟市生れ蔑み嫌うところの上野から銀座へのネオン・サイン愛す茶の湯方式など全然知らない代りに猥≪みだ≫りに酔い痴≪し≫れることをのみ知り孤独家居いて床の間などというもの一顧与えたこともない
坂口安吾日本文化私観」1942冒頭
鶴見俊輔戦後日本大衆文化:1845~1980年」1984)