せんだい(先代)

17/05/2012 22:50

アクセント:せんだいノ
1.
当主・当代の前の代。前代。предишното поколение; времето на предишния водач, глава
先代の会長предишният президент на асоциацията 先代にはお世話になった。Задължен съм на предшественика си. 先代からの付き合い
2.

特に芸名・四股名《しこな》などを代々受け継いでいる場合、現在同じ芸名を受け継いでいるその者の一代前。(най-вече при наследяването на псевдоним, артистично име и пр. от поколение на поколение) предшественикът на настоящият носител на съответното име

先代の団十郎предишният Данджуро; покойният Данджуро; Данджуро Старши 先代梅幸
3.

現代より前の時代。
前代。предишна епоха; предишните времена

用例

1.
自分親しく使っていた彼らが、惜しまものであるとは、忠利は信じているしたがって殉死苦痛せぬこと知っているこれ反してもし自分殉死許さずにおいて彼ら生きながらえてたらどうであろうか。家中一同彼ら死ぬべきとき死なものとし恩知らずとし卑怯者としともに歯《よわい》せであろうそれだけならば彼らあるいは忍んでを光尚に捧げるとき来る待つかも知れないしかしその恩知らずその卑怯者それ知らずに先代主人使っていたのだ言うものあったら、それ彼ら忍びことであろう彼らどんなに口惜しい思いするであろうこう思ってみると、忠利は「許す」と言わずにはいられないそこで病苦にも増しせつない思いながら、忠利は「許す」と言っのである
森鷗外阿部一族」1913)
宮永は二人扶持台所役人で、先代殉死願った最初であった
森鷗外阿部一族」1913)
市太夫も五太夫も島原軍功新知二百石もらって別家しているが、中にも市太夫は早くから若殿附きなっていたので代替りなって羨まれる一人である。市太夫が膝を進めた。「なるほどようわかりました実は傍輩言うには、弥一右衛門殿先代遺言続いて奉公なさるそうな親子兄弟相変らず揃うて勤めなさるめでたいことじゃ言うでござりますその何か意味ありげ歯がゆうござりました
森鷗外阿部一族」1913)
四位侍従肥後光尚の家督相続済んだ家臣にはそれぞれ新知加増役替えなどあった中にも殉死十八は、嫡子そのままあと継がせられた嫡子ある限りは、いかに幼少でもそのには漏れない未亡人《びぼうじん》、父母には扶持与えられる家屋敷拝領して作事までも《かみ》からしむけられる先代格別入懇せられた家柄で、死天の旅さえ立ったのだから、家中もの羨みしても妬みしない
森鷗外阿部一族」1913)
寛永十九三月十七なった先代殿様一週忌である霊屋《おたまや》そばにはまだ妙解《みょうげじ》は出来ていぬが、向陽院という堂宇立ってそこに妙解院殿位牌安置せられ、鏡首座《きょうしゅざ》という住持している忌日《きにち》さきだって紫野大徳寺の天祐和尚《てんゆうおしょう》が京都から下向する年忌営み晴れ晴れしいものなるらしく箇月ばかりから熊本城下準備忙しかった
森鷗外阿部一族」1913)
森鷗外阿部一族」1913)
阿部一族評議このたび先代一週忌法会ために下向してまだ逗留している天祐和尚すがることにした。市太夫和尚旅館往って一部始終話して、権兵衛に対する処置軽減してもらうように頼んだ和尚つくづく聞いて言った承れば一家成行気の毒千万であるしかし政道に対してかれこれ言うことは出来ないただ権兵衛殿死を賜わるなったらきっと助命願って進ぜようことに権兵衛殿すでに《もとどり》払われてみれば桑門同様身の上である助命だけいかようにも申してみようと言った。市太夫頼もしく思って帰った一族もの市太夫復命聞いて一条活路得たような気がしたそのうち立って、天祐和尚帰京とき次第に近づいて来た和尚殿様逢ってするたび阿部権兵衛助命こと折りあったら言上しようと思ったどうしても折りないそれそのはずである。光尚こう思ったのである。天祐和尚逗留権兵衛こと沙汰したらきっと助命請われるに違いない大寺和尚《ことば》でみれば等閑に聞きすてることなるまい和尚立つ待って処置しようと思ったのであるとうとう和尚空しく熊本立ってしまった
森鷗外阿部一族」1913)
森鷗外阿部一族」1913)