活用形

08/12/2015 21:59

1.
[為]
1-1.
動詞する(為る)1.未然形
1-2.
動詞する(為る)1.す(為)」の連用形
2.
助動詞」の連体形
3.
助動詞1.四段活用)の連用形
4.
助動詞3.連用形

用例

1-2.
[発表年順]
「し」1-2.用例(1880年代)
「し」1-2.用例(1910年代)
ニモマケズ
ニモマケズ
ニモ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダモチ
ナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日玄米
味噌少シ野菜タベ
アラユルコト
ジブンカンジョウ入レズニ
ヨクミキキワカリ
ソシテワスレズ
野原※(「「蔭」の「陰のつくり」に代えて「人がしら/髟のへん」、第4水準2-86-78)かげ
小サナ萓ブキ小屋ヰテ
病気コドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ツカレタアレバ
行ッテソノ負ヒ
死ニサウナアレバ
行ッテコハガラナクテモイヽイヒ
ケンクヮソショウアレバ
ツマラナイカラヤメロイヒ
ヒドリトキナミダナガシ
サムサナツオロオロアルキ
ミンナデクノボーヨバレ
ホメラレセズ
ニモサレズ
サウイフモノ
ワタシナリタイ
宮沢賢治/宮澤賢治(1896-1933)「雨ニモマケズ」遺稿、冒頭
 ということばいつから人間社会発生したものでしょうという言葉もつようになった時期人類ともかく一つ飛躍とげたと思いますなぜなら人間ほか生きもの感覚によって行動してもという言葉表象によってまとめられた観念もっていませんから
 
更にそのという言葉人間同士思いちがいだましあい媒介物となったのはいつからでしょうそしてという近代偽善自己欺瞞シムボルようになったのはいつ時代からでしょうか三文文士この幼稚な読者ごまかし説教壇からこの叫んで戦争煽動最も軽薄な愛人たち彼等さまざまなモメント囁いて一人一人だましています
 
というこんなきたならしい扱いうけていていいでしょうか
 
という言葉もったとき人間悲劇はじまりました人類愛というやかましく叫ばれるときほど飢え寒さ人情刻薄ひどく階級対立鋭く非条理横行します
 
わたし愛しますですからこのドロドロなか溺れている人間すくい出したいと思います
 
どうしたらそれ可能でしょうかわたし方法という観念あっちから扱う方法です人間らしくないすべて事情人間らしくないすべて理窟すべて欺瞞憎みますという感情真実わたしたち働いているときどうして漫画ように肥った両手あわせてつき存在しない何か向って上眼つかっていられましょうこの社会にあっては条理あわないことないようにしてゆくこと憎むべきもの凜然として憎むことそのなくてどこ支えもつでしょうか
 
とか幸福とかいつも人間この社会矛盾生きながら渇望している感覚によって私たちわれわが身だましてゆくことはっきり拒絶したいと思います聖らかであるならそれ純潔な怒り憎悪適切な行動支えられたときだけですそして現代常識として忘れてならぬ一つことにも階級性あるという無愛想な真実です
宮本百合子」1948、冒頭
「し」1-2.用例(1950年代)
「し」1-2.用例(1970年代)
「し」1-2.用例(1980年代)
[発表年未詳・筆者生年順]
 昨日所謂彼岸中日でした吾々やうに田舎住むもの生活これから始まるといふです東京市中離れた此の武蔵野最中住んで居るから今日片寄せてある取り出してこの楽しむ為に根分しようとして居るところです実は久しいこと作つて居るのであるが二三年間思ふあつてわざと手入れしないで投げやりに作つて見た一体と云ふもの栽培法調べて見る或は菊作り秘伝書とか植木屋口伝とかいふものいろ/\とあつてなか/\面倒なものですこれほど面倒なものとすれば到底素人には作れないと思ふほどやかましいものですそして色々な秘訣守らなければ存分に立派な作られないといふことなつて居るところが昨年一昨年あらゆる菊作り法則無視して作つて見たたとへば早く根分けすること植ゑるには濃厚な肥料包含せしめなければならぬことなるべく大きなもの用ゐること五月七月九月摘まなければならぬこと日当りよくすること毎日一回乃至数回与へなければならぬことなつて肥料追加雑草除くことなどまだ/\いろ/\心得あるにも拘らず二三まるでやらなかつた根分やらず小さい植ゑた儘で取り替へせず摘まず勿論途絶え勝であつた云はゞあらゆる虐待薄遇とを与へたのだそれでもなるらしくそれ/″\出て綺麗な相当に優しい見せてくれたそれで考へて見れば栽培といつても絶対的に必須なものでもないらしい手入れすれば勿論よろしいしかし手入れ無くとも咲く植木屋などよく文人作りなどつけて売つて居るのはなどから見ればいつも少し出来過ぎて居てかへつて面白くない咲いた天然美しさより多く惹かれぬでもない
会津八一/會津八一(1881-1956)「根分しながら冒頭