ことができる(事が出来る)

25/12/2015 10:24

→「できる(出来る)9-1.

ことができます(事が出来ます)ことはできない(事は出来ない)

用例

  親譲《おやゆず》り無鉄砲で小供からばかりしている小学校居る時分学校二階から飛び降りて一週間ほど抜かした事があるなぜそんな無闇した聞くあるかも知れぬ別段深い理由でもない新築二階から出していたら同級生一人冗談にいくら威張ってもそこから飛び降りる出来まい弱虫やーい囃したからである小使《こづかい》負ぶさって帰って来たおやじ大きなして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かすあると云ったからこの抜かさずに飛んで見せます答えた
夏目漱石坊っちゃん」1906、冒頭
「ことができる(事が出来る)」用例(1913)
「ことができる(事が出来る)」用例(1940年代)
 埴輪というのは元来その言葉示している通り埴土作った素焼き円筒ことであるそれたぶん八百ぐらい火熱加えたものらしく赤褐色呈している用途大きい前方後円墳周囲垣根であったこの素焼き円筒には上部いろいろな形象変化させたものあるその形象人間生活において重要な意味持っているものまた人々日ごろ馴れ親しんでいるもの現わしているとか道具とか家畜とか家禽とか特に男女人物とかそれである伝説では殉死習慣廃するために埴輪人形立て始めたということなっているその真偽わからないにしてもとにかく殉死同じように葬られる死者慰めようとする意図基づいたものであること間違いないところであろうそういう埴輪形象では人物動物などなかなかおもしろいあるそれわれわれわが国古墳時代造形美術として取り扱うことができるのである
 わが国古墳時代というと西暦紀元世紀ごろから世紀ごろまで応神仁徳朝鮮関係中心とした時代であるあれほど大きい組織的な軍事行動やっているくせにその事件愛らしい息長帯姫物語として語り残されたほどにこの民族想像力なお稚拙であったたとい稚拙であるにもしろその想像力一方わが国古い神話建国伝説など形成しつつあった他方ではこの埴輪人物動物など作っていたのである言葉による物語と、形象による表現とはかなり異なっているしかしそれ同じ想像力働きであること考えればいろいろ気づかされるあることと思う
和辻哲郎人物埴輪1956冒頭
「ことができる(事が出来る)」用例(1970年代)
「ことができる(事が出来る)」用例(1984)