一時(いちじ)

10/11/2015 08:34

→「いちじ(一時・1時)

用例

 このあいびき先年仏蘭西《フランス》死去した露国では有名な小説家ツルゲーネフという端物《はもの》です今度徳富先生依頼訳してみました訳文我ながら不思議とソノ何んだこれでも原文きわめておもしろいです
 
九月中旬というころ一日自分さる座していたことあッた今朝から小雨降りそそぎその晴れ間にはおりおり生ま煖《あたた》かな日かげ射してまことに気まぐれな空ら合いあわあわしい白ら雲空ら一面棚引くかと思うとフトまたあちこち瞬く間雲切れしてむりに押し分けたような雲間から澄みて怜悧《さか》し気《げ》に見えるごとくに朗《ほがら》かに晴れた蒼空のぞかれた自分座して四顧してそして傾けていた木の葉頭上幽《かす》かに戦《そよ》いだその聞たばかりでも季節知られたそれ春先するおもしろそうな笑うようなさざめきでもなくゆるやかなそよぎでもなく永たらしい話し声でもなくまたおどおどしたうそさぶそうなお饒舌《しゃべ》りでもなかッたただようやく聞取れる聞取れぬほどしめやかな私語であったそよ吹く忍ぶように木末伝ッた照る曇るじめつくようす間断なく移り変ッたあるいはそこありとあるすべて一時微笑したように隈なくあかみわたッてさのみ繁くないほそぼそとした思いがけず白絹めくやさしい光沢《つや》帯び地上散り布《し》いた細かな落ち葉にわかに映じてまばゆきまでに金色《こんじき》放ち頭《かしら》かきむしッたような「パアポロトニク」(類いみごとなしかも熟《つ》えすぎた葡萄めく帯びた際限なくもつれからみして目前透かして見られた
ツルゲーネフ作、二葉亭四迷訳「あひゞ」1888、冒頭
「一時(いちじ)」用例(1913)
 子供愛読書西遊記第一であるこれ等今日でも愛読書である比喩談としてこれほど傑作西洋には一つもないであらうと思ふ名高いバンヤン天路歴程など到底この西遊記ではないそれから水滸伝愛読書一つであるこれ今以て愛読してゐる一時水滸伝一百豪傑名前悉く諳記してゐたことがあるその時分でも押川春浪冒険小説何かよりもこの水滸伝だの西遊記だのといふ遥かに面白かつた
芥川龍之介愛読書印象」1920、冒頭
マイナンバー制度に関する政府実施本部が開かれ、制度施行されて以降、マイナンバー記載した住民票誤って交付するなどといったミスが、全国の合わせて16の自治体発生したことが報告されました。
政府マイナンバー制度に関する実施本部会合には、総務省内閣官房の担当者が出席し、先月5日に制度施行されて以降これまでに、マイナンバー制度に関するミスが、全国の合わせて16の自治体発生したことが報告されました。
具体的には
住民票交付する際、住民から求められていないにもかかわらず誤ってマイナンバー記載した住民票交付した事例茨城県取手市など11の自治体、またマイナンバー記載された転出証明書誤って別の住民交付した事例が、横浜市鶴見区発生しました。さらに、日本郵便誤って別の人の通知カード配達したり配達の途中に一時紛失したりした事例千葉県流山市など4つの自治体で起きたということです。
また
会合ではマイナンバー制度便乗した詐欺事件発生防止制度意義を国民に改めて周知するため、広報活動に力を入れる方針確認しました。
(NHKNEWSWEB(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151104/k10010293921000.html)・・・20151108閲覧