であろう

22/12/2015 00:15

であらう」]
1.
連語
断定助動詞」の連用形」+補助動詞ある」の未然形あろ」+推量助動詞」。中世後期以降の語。体言及び体言に準ずるものに付く他、動詞形容詞、および動詞型・形容詞活用助動詞連体形にも付く。現代語では、多く書き言葉や論文調の口語文などに用いられ、話し言葉では、「だろう」を用いるのが普通である。「であろう」の丁寧表現としては「でありましょう」が用いられる。]
1-1.
話し手の推量判断を表す。だろう
明日も嵐であろう それは何かの間違いであろう 不正がまかり通る世の中でよいのであろうか 何人《なんぴと》たりとも私の自由を妨げることはできぬであろう
1-2.
活用語連体形付いて。]
話し手自身の決意をやや重々しく表す。
私は死ぬまで戦い抜くであろう
2.
形容動詞連用形活用語尾」+補助動詞ある」の未然形あろ」+推量助動詞」。

であろうかのであろう

用例

1-1.
「であろう」1-1.用例(1910年代)
 子どもたち集まって何かして遊ぼうとするとき隠れん坊しないで複数オニオニすることには見過ごし難い意味ありそうだ隠れん坊藤田省三或る喪失経験――隠れん坊精神史という論文(『精神史的考察平凡社一九八二所収述べたように人生凝縮して型取りした身体ゲームであるオニひとり荒野彷徨隠れるどこか籠るという対照的な構図あるけれどもいずれも同じ社会から引き離される経験でありオニ隠れていた見つけることによって仲間いる社会復帰隠れたオニ見つけてもらうことによって擬似的な世界から蘇生して社会戻ることができる隠れん坊子ども遊び世界から消えること子どもたち相互役割演じ遊ぶことによって自他再生させつつ社会復帰する演習経験失うということであるたしかに複数オニオニおこなわれているけれどもそれらもはや普通隠れん坊退屈さ救うためにアクセントつけたといったていどことではない
 小学六年男の子から聞いた翻案すれば、「複数オニ演習主題裏切りであるオニつぶってかぞえている子どもたちいっせいに逃げるそれぞれ隠れ場所工夫しても同じ方向逃げれば近くいる同士互いにどの辺隠れている知っているそのとき一方見つかれば即座にオニというスパイ変じて寸秒仲間だった隠れ家あばくことになる近く隠れたとの仲間意識裏切り裏切られる恒常的な不安によって脅かされている連帯裏切りとの相互変換半所属不安産み出しその不安抑えこもうとして裏切り者残党狩りいっそう過酷なものなるオニ聖なる媒介者であることやめて秘密警察転じ隠れる一人ひとり癒し難い離隔深めつつ仲間スパイ抱えた逃亡者集団化す
(栗原彬「かんけり政治学1984