たち(達) 接尾語

23/10/2015 07:56

接尾
[人を表す名詞代名詞に付く。古くは敬意を含み、上代では、神・天皇・高貴な人に限って用いられた。現在では「ども」「」のような見下した感じはないが、「かた」ほどの敬意はなく、普通、尊敬すべき人には付けない。]
1.
それらが複数であることを表す。изразява множествено число
子どもたちдеца 僕たちние 私たちもがんばろう。Да дерзаем и ние! すべて君たちのおかげだ。Всичко е благодарение на вас. うちの犬たちнашите кучета 森の小鳥たちгорски птички
2.
複数の意とともに尊敬の意をも表す。наред с множественото число, изразява и уважение

こどもたち(子ども達・子供達)

[用法]
「たち」「がた」「ども」「
・いずれも人が複数であることを示す接尾語。「たち」は、「公達《きんだち》」のように、元来、若干の敬意を伴う表現であったが、現在では「ぼくたち」「私たち」のように自称に付けたり、「猫たち」「鳥たち」のように動物にも用いるようになった。近頃は、「道具たち」のように、物に「たち」を付けることが見られる。
・「がた」は敬意を含んだ
接尾語で、「あなたがた」「先生がた」などと用いる。
・「ども」には、「がきども」「野郎ども」のように、見下す気持ちが含まれる。また、「私ども」「手前ども」のように自称の
代名詞に付くと謙遜の意を示す。
・「ら」は使われる範囲が広い。「彼ら」「子供ら」のように敬意を含まない場合、「お前ら」のように蔑視を表す場合、自称の
代名詞に付いて謙遜の意を表す場合、「それら」「これら」のように指示代名詞に付いて物の複数を表す場合などがある。
・敬意の程度は「あなたがた→あなたたち→お前ら」の順に低くなる。
(参考:「大辞泉」など。)

用例

1.
[発表年順]
 
の如く近來和歌一向に振ひ不申正直に申し候へば萬葉以來實朝以來一向に振ひ不申實朝といふ三十にも足らでいざ是からといふにてあへなき最期遂げられ誠に殘念致しあの人をして十年活かして置いたならどんなに名歌澤山殘したかも知れ不申兎に角に第一流歌人強ち人丸赤人餘唾《よだ》舐《ねぶ》るでも無く固より貫之定家糟粕しやぶるでも無く自己本量ママ屹然として山嶽高き爭ひ日月競ふ實に畏るべく尊むべく覺えず膝を屈する思ひ有之古來凡庸評し來りし必ずなるべく北條憚りて韜晦せしさらずば大器晩成なりし覺え立つにて文學技藝達したらん人間としては下等居る通例なれども實朝全く例外相違無之何故申す實朝器用といふのでは無く力量あり見識あり威勢あり時流染まず世間媚びざる例の物數奇連中死に歌よみ公卿迚も同日には論じ難く人間として立派な見識ある人間ならでは實朝如きある詠みいでられまじく眞淵極めて實朝ほめたなれども眞淵ほめ方まだ足らぬやうに眞淵實朝妙味半面知りて半面知らざりし故に可有之
正岡子規歌よみに与ふる書」1898、冒頭
「たち(達)」1.用例(1913)
 住むいなくなった木造民家ほとんど改修せずに使うデイ・サーヴィス施設だったもちろんバリアフリーからはほど遠い玄関には石段あり玄関引く玄関間ある脱いでよいしょ上がるこんどそれ開けてみな集《つど》っている居間入る軽い認知症患っているその女性お菓子おしゃべり興じている老人たちにはすぐに入れず呆然と立ちつくすなんとなくいたたまれず折ってしゃがみかけるとっさどうぞいざりながら自分使っていた座布団差しだす伸びる。「おかまいなく座布団押し戻し、「言うておす遠慮せんといっしょお座りやすふたたび座布団押し戻される…。
吉行エイスケ(1906-1940)「大阪万華鏡冒頭
2.
大舟にま梶しじ貫《ぬ》き此の我子を唐国へ遣るいはへ神たち
(「万葉集奈良時代