のち(後)

12/01/2016 11:00

アクセント:のノ・ちノ
1.
或る事/或る時のあと。след ⇔まえ(前)
晴れのち曇りясно с по-късно заоблачаване 集中審議ののち結論を出そう。Нека направим заключението си  след съсредоточена проверка и обсъждане.
2.
今から先。これから先。未来。将来。това, което следва/предстои; бъдещето ⇔まえ(前)さき(先・前)
のちの世светът, който предстои のちの時代を担う人хората, които ще се нагърбят с идните времена それは少しのちに説明する。Това ще го обясня малко по-късно/ след малко.
3.

死後。なきあと。след смъртта

のちの世светът след смъртта 我がのちのことを心配するбезпокоя се за това, което предстои след смъртта ми
4.

子孫。後胤。потомък; наследник

のちのち(後後・後々)

用例

1.
 越後三条生れなり兼ねたり伯父春庵とて医師なりよりは伯父愛せられて幼きより手習学問こと皆な伯父世話なりし自ら言う異ななれど物覚えよく聞て二三知るほどなりしゆえ伯父なお入れてこのこそ穂垂という苗字知らせまたその生国としてこのをも挙るものなれとていよいよ珍重して教えられ逢えばその吹聴さるる嬉しき思いますます学問入れしゆえ神童言われ十三小学校助教なれり名誉伯父面目ためには三条町幅狭きようにてこのばかりか近郷褒め草ある県令学校巡廻あり講義聴かれて天晴慧しきかなこれまで巡廻せし学校生徒うち比べるなし校長語られたりこの洩れ聞きてさてはこの冠たるのみならず新潟県下第一俊傑なりしこの県下第一ならば全国英雄集まる東京出るとも第二流には落つまじ俄かに気強くなりて密かに我と握りて打笑みたりこの頃考えには学者政治家などという区別考えなく豪傑英雄というのみにはありしなりさりければなおさらに学問励み新たに来る教師には難問かけて閉口させにはにも伯父にも開かせぬなり十五新潟出て英学せし教師教うるところ低くして満足せず八大家文読み論語さえ講義天下経綸せんとするオメオメと持つ持つ風船乗ってしつつ廻るのと児戯に類する学ばんや東京出でばかかるあるまじ深淵あらねば潜れず東京出て我が才識研ぎ驚かすほど大功業建てる天下第一大学者ならん一詩のこして新潟学校去り在所かえりて伯父出京語りし伯父顰め、「東京にて勉学望むところなりしかしまだ早し卑近なりとて知り覚ゆるだけ方便なり二三新潟にて英学なしその上にて東京出でよ学問にはよらじ上磨きだけ東京にてせよ止められ屈して一年独学したれどはしる如き出京志し弱き手綱繋ぐべきにあらず十七なりし決して伯父乞いもし許されずは出奔せん覚悟様子それ悟りて左まで思わば出京せよ許可得たり
饗庭篁村良夜」1889、冒頭
 俳諧蘿月《しょうふうあんらげつ》は今戸常磐津師匠しているをば今年盂蘭盆にもたずねずにしまったので毎日その事のみ気にしているしかし日盛り暑さにはさすがに家《うち》出かねて夕方なるのを待つ夕方なる竹垣朝顔からんだ勝手口行水つかった《のち》そのまま真裸体《まっぱだか》晩酌傾けやっとの事離れると、黄昏焚く蚊遣《かやり》と共にいつかなり盆栽並べた往来には簾越し下駄職人鼻唄話声にぎやかに聞え出す。蘿月は女房のお滝に注意されてすぐに今戸行くつもり格子戸出るのであるがその辺涼台《すずみだい》から声をかけられるがまま腰を下すと、一杯機嫌話好に、毎晩きまって埒もなく話し込んでしまうのであった
冒頭
「のち(後)」1.用例(1913)
4.
元輔《もとすけ》がのちといはるる君しもや今宵の歌に外れてはをる

清少納言枕草子平安中期
秀よりの
のち、さつまに有といふは是がそれなるべし
上田秋成胆大小心録」1808)