アルファベット順

北(きた)

12/04/2015 07:34

→「きた(北)

用例

あさの出で来ぬさきに綱手はや引け
紀貫之土佐日記/土左日記」935?)
  間數玄關まで入れて手狹なれども吹とほし風入りよく廣々として植込木立茂ければ住居うつてつけ見えて場處小石川植物園ちかく物靜なれば少し不便にしてにはなき貸家ありけりはりしより大凡《おほよそ》ごしにも成けれどいまだに住人《すみて》さだまらでなきいと空しくなびく淋しかりき何處までも奇麗にて見こみ好ければうちには二人三人拜見とて來るもの無きにはあらねど敷金家賃三十限り取たてにて五十といふ夫れ下町相場とて折かへして來る無かりきさるほどに此ほど朝まだき四十近かるべき年輩《としごろ》紡績浴衣《ゆかた》少しさめたる着て至極そゝくさと落つき無き差配もと來たりて見たしといふ案内して其處此處戸棚など見せてあるく其等こと片耳にも入れで四邊《あたり》靜にさわやかなる喜び今日より直にお借り申まする敷金唯今置いて參りまして引越し夕暮いかにも急速で御座ります直樣掃除かゝりたう御座りますとて何の子細なく約束とゝのひぬ職業問へばいゑ別段これといふ御座りませぬとて至極曖昧答へなり人數聞かれて何だか四五御座ります七八にも成ります始終《とほし》ごたごたして御座りませぬといふ妙な思ひし掃除すみて日暮れがた引移り來たりし相乘りかけ姿つゝみて開きたる眞直に入りて玄關おろしければともともには見えじ思ひしげなれど乘り居たる三十利きし女中一人十八には未だ思はるゝやう病美人にも手足にも血の氣といふもの少しもなく透きとほるやうに蒼白きいたましく見えて折から世話やき來て居たりし差配此人《これ》先刻《さき》そそくさともとも受とられぬ思ひぬ
樋口一葉「うつせみ」1895、冒頭
始めて下宿したのは高台である赤煉瓦小じんまりした二階建気に入ったので割合に高い一週磅《ポンド》宿料払って部屋一間借り受けたその専領している目下蘇格蘭《スコットランド》巡遊暫く帰らないのだ主婦説明あったПървата ми квартира беше във високите части на север. Понрави ми се малката уютна двуетажна постройка от червени тухли и затова, заплащайки сравнително високия наем от 2 паунда на седмица, взех под наем една стая в задната част на сградата. По това време г-н К, който бе наел за себе си цялата лицева част, бе – както обясни домакинята –на пътешествие из Шотландия в момента и известно време нямаше да се прибира.
夏目漱石「下宿」『永日小品』1909、冒頭、В превод на Агора София, 2011)
ニモマケズ
ニモマケズ
ニモ
暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダモチ
ナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日玄米
味噌少シ野菜タベ
アラユルコト
ジブンカンジョウ入レズニ
ヨクミキキワカリ
ソシテワスレズ
野原
※(「「蔭」の「陰のつくり」に代えて「人がしら/髟のへん」、第4水準2-86-78)かげ
小サナ萓ブキ小屋ヰテ
病気コドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ツカレタアレバ
行ッテソノ負ヒ
死ニサウナアレバ
行ッテコハガラナクテモイヽイヒ
ケンクヮソショウアレバ
ツマラナイカラ
ヤメロイヒ
ヒドリトキナミダナガシ
サムサ
ナツオロオロアルキ
ミンナデクノボーヨバレ
ホメラレセズ
ニモサレズ
サウイフモノ
ワタシナリタイ
宮沢賢治/宮澤賢治(1896-1933)「ニモマケズ」遺稿、冒頭