そう(然う) 副詞・感動詞

30/11/2015 10:19

さう」]
[「
さ(然)」の。]
1.

アクセント:そ
толковатолкоз
1-1.
相手に関わる事態や、相手が発言した事態、また直前で述べた事態を表す。そのように。そんなに。(нареч.) посочва неща, свързани с или споменати от събеседника; така (като теб, както ти казваш) ; по този начин (както ти казваш, правиш)
私もそう思う。И аз така мисля (И аз мисля като теб). そう泣いてばかりいても仕方がない。И да плачеш постоянно, нищо няма да се промени./ Нищо няма да промениш с този рев. まあ、そう怒るな。Е, не се ядосвай чак така/ толкова. (まあ)どうぞそうおっしゃらずに
1-2.
[否定的表現を伴って。]
その程度が甚だしくない状態を表す。それほど。あまり。そんなに。(заедно с отрицателен израз) на чак толкова; не много
そう大きくないから鞄に入るだろう。Не е чак толкова голямо, затова сигурно ще се събере в чантата. そう昔の話ではない。Не е чак толкова отдавнашна история. まだそう遅くはない。Още не е чак толкова късно
2.
][междуметие]
アクセントう]
2-1.
相手に対して同意・肯定する。изразява съгласие със събеседника
そう、そのとおり。Така, така е. そう、よくできました。Така е, добре си се справил!.
2-2.
相手の言葉に対する問い返し・軽い疑い・迷い・驚きなどの気持ちを表す。изразява въпрос към думите на събеседника, леко съмнение, колебание, учудване и пр.
あら、そう(?) そう?信じられないな。Така ли? Не мога да повярвам. そう?何かの間違いじゃない?Така ли? Да не е някаква грешка?
2-3.
話の途中で考えたり、思い出したり、思いついたりした時に発する語。използва се, когато по време на говорене се замислям за нещо, спомням си или се сещам нещо и пр.
あ、そうそう、これ君にあげようと思って持ってきた。Аа, да, това мислех да ти го дам и затова го донесох. そう、あれは去年の夏のことだ。Мм, да, става дума за миналото лято. 八月半ばの、そう、それはとても暑い日のことでした。

ああこう(斯う)・然うかと言って・そうした(然うした)・然うは問屋《とんや》が卸《おろ》さない・どう(如何)

用例

1-1.
「そう(然う)」1-1.用例 
1-2.
芥川龍之介」1920、冒頭
[発表年未詳・筆者生年順]
讀み乍ら東北人たる作者西國土地書いてゐること感じた眞實即した立場から云ふ西國地方色西國人らしい情調乏しい云つていゝ默阿彌島千鳥松島千太明石島藏には大まかながらも東北人中國人との面目現はれてゐる徳富蘆花黒潮出て來る肥後人長州人にも何處となくその出生地面影見られる眞山新作人物には土佐つぼらしいところ長州人らしいところさう現はれてゐないやうである言葉佐訛り薩長土語殆んど用ひなかつたのは取つて付けたやうに所々用ひるよりも却つてサッパリしていゝのであるがそれにしても臺詞臭ひない田舍青武士一知半解理窟振り廻してあばれてゐるにしては臺詞調ひ過ぎてゐる中村吉藏井伊大老など幕末物西國武士無器用な締りない臺詞どことなくあの若い下級武士らしい趣きあつたやうに思ふ
正宗白鳥(1879-1962)「文藝時評真山青果坂本龍馬」」)
2-1.
  数馬そばだてた。「なにこのたびお役目外記《げき》申し上げて仰せつけられたのか
そうじゃ。外記殿殿様言われた。数馬先代出格取立てなされたものじゃご恩報じあれおやりなされい言われたもっけの幸いではないか
ふん言った数馬眉間には深い刻まれた。「よい討死するまでことじゃこう言い放って、数馬ついと起って下がった
森鷗外阿部一族」1913)
 
七十近い一しょ寂しい寺領奥の院自由に暮したそのときもう十七なっていた
 
好きであった奥庭覆うている新しい若葉湿った揺れる眺めながらよく小さい囲んだものであった暑い日中でも一緒坐っている茶釜澄んだ奥深い謹しみ深い鳴りようかえって涼しく爽やかに感じるのであった
 
なれた手つき茶筅執る南蛮渡りという重いうつわもの静かにしかも細緻な顫《ふる》いをもってかなり力強く巧みに掻き立てるのであったみるみるうちに濃い液体真砂子《まさご》ような最微な純白な泡沫となってしかも軽いところない適度重さ湛えて芳醇な高い気品こめた香気どもあたま沁み込ませるのであった
 
そのころ習慣なったせいあったその濃い重い液体静かに愛服するというまでではなかった妙ににがみ甘さ交わったこの飲料好きであったじっとうえ置くようにして味ういつも言うように何となく落ちついたもの精神加わってゆくようになっていつも鎮まるのであった
お前なかなかお茶飲みかた上手くなったいつの間に覚えたのか……」など言ったりした
いつの間にか覚えてしまったんですいつもあなた服んでいる見るひとりでに解ってくるじゃありませんか。」
それそうじゃ何んでも覚えて置く方がいい。」
室生犀星性に眼覚める頃」1919、冒頭
 
点燈夫《てんとうふ》帰っていった点いた献灯光り打たれていた
 灸
眺めていた点燈夫雨合羽遠くきらと光りながら消えていった
今夜ひどいなりますつけ遊ばして。」
 灸
そういってお辞儀した
そうでしょうではどうもいろいろ。」
 
また出ていった
横光利一赤い着物」1924、冒頭
「そう(然う)」2-1.用例(1994)
2-2.
 大刀《だいとう》老人亡妻三回忌までにきっと石碑立ててやろう決心したけれども痩腕《やせうで》便《たより》に、ようやく今日《こんにち》過すよりほかには、一銭貯蓄できかねてまたなったあれ命日三月八日がなと、訴えるようなして云うはあそうでしたっけ答えたぎりである。大刀老人は、とうとう先祖伝来大切な一幅売払って工面しようきめたに、どうだろう相談する恨めしいほど無雑作にそれいいでしょう賛成してくれた内務省社寺出て四十月給貰っている女房二人子供あるに、大刀老人孝養尽くすのだから骨が折れる老人いなければ大切な懸物も、とうに融通利くもの変形したはずである
夏目漱石「懸物」『永日小品』1909、冒頭
2-3.
やがて渇くとて
吹かれちゃいられない
思うような人間じゃない
そうそんな人間じゃない
どうにかなる戯けても
どうにもならないことがある
これじゃまるでピエロ占い師
放った御影石
たかが言葉嘯けど
されど言葉摩訶不思議
かつてした玉手箱
にはある
化かし合い
それ眺める天邪鬼
何処も彼処も言うなれば極楽
足りない七並べ
朝焼け向こう 真実悲しいほど勝手なもん
生きとし生ける全て 注ぐ
枯れ大地罅割れる そこ降るのだろう
明日へと さあ進め 運命とは儚きあの旋律よう
生きとし生ける全て 注ぐ
枯れ大地罅割れる そこ降るのだろう
生きとし生ける全て 注ぐ
枯れ大地罅割れる そこ降るのだろう
思うような人間じゃない
そうそんな人間じゃない
もはや人間じゃない
(森山直太朗・御徒町凧作詞、森山直太朗作曲、中村太知編曲「生きとし生ける」2004)