ちち(父)

08/03/2012 23:30

アクセント:ちガ・ち]
1.
男親のほう。ちちおや。実父・継父・養父ともにいう。баща →
一児の父となる 父の遺志を継ぐпродължавам волята на баща си
2.

新しい世界を開いて偉大な業績を残した開拓者。先駆者。また、偉大な貢献をした人。(прен.)
баща; основоположник
ソシュールは近代言語学の父と言われている。За Сосюр казват, че е бащата на съвременната лингвистика. ガンジーはインド独立の父と呼ばれている。Ганди бива наричан бащата на Индийската независимост.
3.

キリスト教で]
呼称。三位一体《さんみいったい》の第一の位格。キリストに対して父。(в Християнството) Отца
父と子と聖霊Отца и Сина, и Светият дух

→阿父《あふ》・お父《とう》様・お父さん・男親・おとっさんおやじ・岳父《がくふ》・家君《かくん》・家厳《かげん》・家父《かふ》・・義父・愚父《ぐふ》・継父《けいふ》・厳君・厳父・・御親父《ごしんぷ》・ゴッド・慈父・・尊父・乃父《だいふ》・父上・父親・父君《ちちぎみ》・父御《ちちご》・父じゃ人・父《ちち》父たれば子も子たり・父の恩は山より高し・ちゃん・てて・てて親・天使・とうさんパパ・父君《ふくん》・まま父・養父・令尊

用例

1.
しかるに一種変った跡目処分受けたのは、阿部弥一右衛門の遺族である嫡子権兵衛はそのまま継ぐことが出来ずに、弥一右衛門が千五百知行細か割《さ》いてたちへも配分せられた一族知行合わせてみれば変ったことないが、本家継いだ権兵衛は、小身ものなったのである。権兵衛の肩幅せまくなったこと言うまでもないども一人一人知行殖《ふ》えながらこれまで以上本家によって大木立っているように思っていたのが、橡栗の背競べなってありがたいようで迷惑思いした
森鷗外阿部一族」1913)
権兵衛詰衆尋ねられて答えたところこうである貴殿それがし乱心者ように思われるであろう全くさようなわけではない弥一右衛門一生瑕瑾ない奉公いたしたればこそ故殿許し得ずに切腹しても殉死者加えられ遺族たるそれがしさえ他人さきだって位牌焼香いたすこと出来たのであるしかしそれがし不肖にして同様奉公なりがたい《かみ》にも承知見えて知行割いてどもおつかわしなされたそれがし故殿にも当主にも亡きにも一族どもにも傍輩にも面目ないかように存じているうち今日位牌焼香いたす場合なりとっさ感慨迫りいっそのこと武士棄てよう決心いたした場所柄顧みざる咎め甘んじて受ける乱心などいたさぬというのである
森鷗外阿部一族」1913)