ひしひしと(犇犇と・緊緊と)

19/06/2017 17:23

→「ひしひし(犇犇・緊緊)

用例

物の足音ひしひしと踏み鳴らしつつ
紫式部源氏物語平安中期
ひしひしと言ひ合ひたりける
(「今昔物語集平安後期
(「宇治拾遺物語鎌倉初期
五百余騎ひしひしとくつばみをならぶる
(「平家物語」13世紀前半
ひしひしとおぼしめし立たせ給ひけり
(「平家物語」13世紀前半
ひしひしと、ただ食ひに食ふ音のしければ
(「宇治拾遺物語鎌倉初期
ひしひしと浄衣の袖に取り付きて泣きたまふ
(「源平盛衰記鎌倉後期
ひしひしと事定まりぬ
(「源平盛衰記鎌倉後期
ヒシヒシト打タルル
(「日葡辞書」1603-4)
乗客ひしひしと詰合ひ
矢野竜渓浮城物語」1890)
茶店は皆ひしひしと真夜中の如く戸を鎖して
泉鏡花婦系図」1907)
海から細く入江になっていて、伝馬や艀 《はしけ》 がひしひしと舳 《へさき》 を並べた。
小栗風葉「世間師」1908)