しぬ(死ぬ)

22/09/2016 12:45

][ナ][]ナナ変
[古くは
ナ行変格活用室町時代頃からナ行四段活用が見られるようになり、近世には、四段活用化が進んだが、近世前期上方語では、四段活用とともにナ行変格活用もなお用いられた。近世後期江戸語では、四段活用が主流となったが、なお一部にはナ行変格活用も用いられた。明治以降はナ行四段五段活用が一層一般化し、現代語では「しぬ(死ぬ)」の活用は、一般に五段活用四段活用の改称)とされている。もっとも、明治以降でも、「死ぬること」などの形で、ナ行変格活用の残存形がときに用いられることがある。「死ぬ」の語尾は、完了助動詞」と同じなので、死んでしまうというのが原義。従って平安時代までは助動詞」は「死ぬ」に付くことがなかった。]
アクセント:しが]
1.
呼吸や脈が止まり、命がなくなる。息が絶える。また、自ら命を断つ。умирам ; загивам; самоубивам се いきる(生きる・活きる)
寿命をまっとうして
死ぬизживявам живота си и умирам 病気で死ぬумирам от болест 事故で死ぬзагивам в инцидент/ катастрофа 世をはかなんで死ぬ 死ぬか生きるかの大問題въпрос на живот и смърт 死ぬほどの苦しみ 死んでも言えない/離さない 兄はかわいがっていた猫に死なれた。На батко ми му умря котката, която той така обичаше. 兄の猫が死んだ。Котката на батко ми умря. 私の猫じゃないよ。兄の猫が死んだんだ。/死んだのは兄の猫だ。Не моята котка. На брат ми котката умря/ Умря на брат ми котката.
2.
そのもの本来の力や働きが果たされなかったり、うまく利用されなかったりする状態になる。活用されなくなる。役に立たなくなる。(за сила или полезно действие) стоя неизползваем; ставам безполезен ⇔
いきる(生きる・活きる)
死んだ金пари, които стоят неупотребени 右の利き腕/素材の持ち味が死んでいる
3.

そのものがもっている生命感や価値がなくなる。生き生きしたところが失われる。生気/活気がなくなる。(за живост, енергичност и пр.) умирам ⇔
いきる(生きる・活きる)
死んだ字を書くпиша безжизнени знаци (при калиграфия напр.) 目が死んでいるв очите (й) няма живот 掛ける場所によってはいい絵も死んでしまう。В зависимост от мястото, където я закачиш, и на хубавата картина чарът й се убива.
4.
動きなどがなくなる。止まる。やむ。(за движение и пр.)
спирам; замирам
風が死ぬвятърът замира/ утихва
5.

囲碁で、敵の石に自分の石を囲まれて取られる。⇔
いきる(生きる・活きる)
隅の十目が死ぬ
6.

野球で、アウトになる。⇔
いきる(生きる・活きる)
同点の走者が牽制で死ぬ

あえなくなす(敢え無くなす)あえなくなる(敢え無くなる)かくばかり偽り多き/何事も皆偽りの世の中に死ぬる/死ぬことばかりはなりけり・死なば諸共《もろとも》・しにたえる(死に絶える)・死ぬ者貧乏・死ぬる子は眉目《みめ》よし・しねる(死ねる)可能動詞]・死んだ子の年を数える・死んでの長者《ちょうじゃ》より生きての貧乏・死んで花実《はなみ》が咲く/なるものか・死んでも命があるように・死んでも死に切れない・たたみのうえでしぬ(畳の上で死ぬ)

用例

1.
「しぬ(死ぬ)」1.用例
4.
今朝は東にも西にも、全く風はゐる
小島烏水(1873-1948)「日本北アルプス縦断記」)