感動詞・副詞・格助詞・終助詞・間投助詞

13/11/2017 15:53

1.

1-1.

主として男性が、相手に呼びかけたり、訴えたりするときに発する語。
よ、元気?
1-2.

男性が目上の人の呼びかけに答えて言う語。
2.


[「よう(能う)」の。]
[下に打ち消しの表現を伴って]
とても。
3.

格助
上代語。「古事記・歌謡」と「万葉集」にのみ用例が見られる。体言活用語連体形に付く。上代には、このとほとんど同じ用法をもつ格助詞として、「ゆ[格助]」「ゆり」「より[格助]」がある。これらのの語源に関しては、「ゆり」「より[格助]」からその省略形として「ゆ[格助]」「よ」ができたとする説と、「ゆ[格助]」「よ」から「ゆり」「より[格助]」が派生したとする説とがある。]
3-1.

時間的・空間的起点を示す。から。
3-2.

移動・経由する場所を示す。…を通って。
3-3.

手段・方法を示す。で。によって。
3-4.

比較の基準を示す。より。
4.

終助
[文末の種々の
の言い切りの形に付く。間投助詞としての用法からのか。現代語では、終止形に付く場合、男性語としてはその終止形に直接下接するが、女性語では「のよ」「わよ」「ことよ」「てよ」などの形で、また、名詞形容動詞の語幹に付いて、用いられることが多い。]
4-1.

詠嘆の気持ちをこめて、判断・主張・感情などを強めて相手に知らせたり、念を押して確かめたり、言い聞かせたりする意を表す。
今日の君は特にきれいだよ 気をつけるんだ/ですよ そんなことぐらい知ってるよ 大丈夫だ/ですよ、ひとりで行ける/ますよ 早くしないと、遅れる/ますよ
4-2.

疑問を表すに付いて。]
疑問の意に相手をなじる気持ちを添えて表す。
何だよ、いきなり さっきの電話は誰(だ)よ? どうしたんだよ、一体
4-3.

活用語命令形・禁止の終助詞」、その他の命令・依頼表現に付いて。]
願望・命令・依頼・禁止などの意を強めて言い表す。
早く来いよ さっさとやれよ わがままばかり言うなよ 少しは手伝って(ください)よ
4-4.

助動詞「う」「よう」に付いて。]
意向・勧誘・ねだりなどの意を強めて言い表す。
早く行こうよ 今日は久しぶりに何かおいしいものを食べに行こうよ 
4-5.

助動詞「う」「よう」に付いて。]
軽い感動や投げやりの気持ちを表す。
なんて親切な人なんでしょうよ どうせ僕なんかいくらがんばってもだめだろうよ どうせ私なんか眼中にないんでしょうよ
5.

間助
[文節末に付く。現代語では多く「だよ」「
ですよ」の形で使われる。なお、「だ」「です」を省いて用いると、「もしもよ」「かりによ」のような仮定を表す言い方は別として、「さ」に比して粗野な感じを伴う。長音形の「よう」はいっそうその感が強い。文語の一段活用・二段活用やサ変カ変動詞の命令形語尾の「よ」 も、もともとはこの間投助詞の「よ」で、中古以降、これらの活用の命令形には、ほとんど常に「よ」が添えられるため、「よ」を含めて命令形と扱うようになった。]
5-1.

体言に付いて。]
詠嘆の気持ちをこめての呼びかけを表す。
おおい、雲よ、どこに行くんだ 田中君よ、ちょっとでいいから手を貸そうとかは思わないのか 亡き父よ母よ、親不孝だった私をお許しください 
5-2.

の切れめに付いて。]
息つぎをしたり、語調を整えたり、強めたり、聞き手の注意を引いたりする。
もしも(だ)よ、うまくいかなかったら、どうするつもり? 
5-3.

[文中のいろいろな
に付いて。]
感動・詠嘆をこめて聞き手にはたらきかけたり、念を押して言ったりする。…なあ。

のよゆ[格助]・ゆり[格助]・よなあより[格助]わよ

用例

1-2.
人の召す御いらへには、男は『
』と申し、女は『を』と申すなり
(「
古今著聞集」1254)
2.

しれぬことをいはずとも
浄瑠璃「近江源氏」)
3-1.

狭井河《さゐがは》
雲立ち渡り畝火山《うねびやま》木の葉さやぎぬ風吹かむとす
(「
古事記」712)
はしけやし我家《わぎえ》の方
雲居立ち来《く》も
(「
古事記」712)
天地の遠き初め
世の中は常なきものと語り継ぎ流らへ来れ
(「
万葉集奈良時代
3-2.
大和へに行くは誰が夫《つま》隠り水《ず》の下延《は》へつつ行くは誰が夫
(「古事記」712)
ほととぎすこ鳴き渡れ灯火《ともしび》を月夜《つくよ》になそへその影も見む
(「万葉集奈良時代
旅にして妹に恋ふればほととぎす我が住む里にこ鳴き渡る
(「万葉集奈良時代
3-3.
浅小竹原《あさじのはら》腰泥《なづ》む空は行かず足行くな
(「古事記」712)
3-4.
雲に飛ぶ薬食《は》むは都見ばいやしき我《あ》が身またをちぬべし[=若返ルニ違イナイ]
(「万葉集奈良時代
4-1.
「よ[感動詞・副詞・格助詞・終助詞・間投助詞]」4-1.用例
4-3.
「よ[感動詞・副詞・格助詞・終助詞・間投助詞]」4-3.用例
5-1.
少納言、香炉峰の雪いかならむ
清少納言枕草子平安中期
有王、鬼界の島とかやへわれ具して参れ
(「平家物語」13世紀前半
 子どもたちからだ慣性意図しないで管理社会コスモロジー引き寄せてしまう累々たる管理社会コスモロジーだがその間隙をぬうようにして同じからだ慣性もう一つコスモロジー出会う場合あるもう一つコスモロジー憑きやすい遊びからだ集まり相互性帯びるときに思い出されるかんけりそのような身体ゲーム一つである
 かんけりかん思いっきりけっとばすとき気持ちいいんだ小六男の子いう中心置かれたあきかん吸い寄せられるようにして物陰から物陰へと忍び寄っていく見せたオニとの距離見切ったときもうからだ物陰からとび出しているオニ猛然と迫ってくるオニからだほとんど交錯するようにしながら一瞬早くあきかん横腹蹴るあきかん空中ゆっくり描いてくるりくるりと舞うときとまれでも叫んでしまいそうな快感押し寄せる同時にという何ものかなく抜け出していきとても身軽になったからだだけ残されるもっともいつもそんなにうまく蹴れるわけではないしばしばかんさわがしいたてながら舗道転がっていったり二、三メートル芝生ぽとんと落ちてとまったりするそれでもかん蹴った喜び変りない
 かん蹴るとき市民社会真の御柱蹴る身ぶり上演している市民社会示すとすればかん秩序中心であり管理塔でもある子どもたちかん蹴ることによって学校地域社会一般そして自己内面管理社会コスモロジー蹴り入れているのだ
 小六少年またいうかんけり隠れているときとっても幸福なんだなんだか温かい気持ちするいつまででも隠れていてもう絶対に出て来たくなくなるんだ管理塔からの監視死角隠れているとき一人であってもあるいは二、三いっしょであっても羊水包まれたような安堵感生まれるいうまでもなくこの籠り管理社会した市民社会からのアジール避難所創建身ぶりなのだ市民社会からの離脱内閉においてかいこまゆつくるようにもう一つコスモス姿現してくるそれ胎内空間にも似て根源的な相互的共同性充ちたコスモスである大人子どもそこで見失った自分なる子ども〉、〈無垢なる子ども再会するのである
 小六男の子最後もう一つつけ加えていうかんけり、「オニ違ってほか救おうとする自分救われたいけれどつかまった仲間助けなくちゃって夢中になるのが楽しいだけどオニ大変だオニ気の毒だから何回かかん蹴られたら交替するんだ実際かんけりでは隠れた誰もオニ見つかって市民社会復帰したいとは考えない運悪く捕われても勇者忽然と現れて自分救出してくれること願っている隠れた囚われた奪い返して帰って来ようとするのはつねにアジール市民社会例外的領域であるオニ気の毒であるのはオニ最初から市民社会住人であるかぎり隠れた何人見つけてもそのこと自分市民社会復帰するドラマ経験しようがないからである隠れる市民社会では囚われ人以外ではなくしたがってオニ管理者であることやめることはできない
(栗原彬「かんけり政治学1984
石川啄木(1886-1912)「新しい味ひ冒頭
5-2.
されば、なほけ近さは、とかつおぼさる
紫式部源氏物語平安中期
されば、あらはなりつらむ
紫式部源氏物語平安中期
5-3.
吾《あ》はも、女《め》にしあれば、汝《な》を除きて男《お》は無し汝を除きて夫《つま》はなし
(「古事記」712)
籠《こ》もみ籠持ちふくしもみぶくし持ち
(「万葉集奈良時代
あら思はずや、あづまにもこれ程優なる人のありける
(「平家物語」13世紀前半