ならびに(並びに)

29/05/2015 07:29

1.
[並びに]
漢文訓読に由来する語。]
1-1.
[法令用語では、「ならびに」は大きな段階の語句の併合に用い、「および(及び)」は小さな段階の語句を併合するのに用いる。]
二つの事柄を結び付けて、並列の関係にあることを表す。および(及び)。また。と。и(използва се за свързване/ изброяване на две неща)
住所並びに電話番号を明記のこと。Ннапишете ясно адреса и телефонния си номер. お客様並びに株主の皆様におかれましては
1-2.
ともに。すべて。
2.
ならび(並び・双び・列び)]+助詞」。

および(及び)

用例

1ー1.
  三月二十日今日郡司《ぐんじ》大尉短艇遠征《かう》送る兼ねて壮図随行して景況並びに千島模様委しく探りて世間報道せんとて自ら進みて、雪浪萬重《せつらうばんちよう》北洋職務為にものともせぬ我が朝日新聞社員横川勇次《よこかはゆうじ》送らん朝未明《あさまだき》起出《おきいで》て洗ふせはしく急《いそが》せて向島《むかふじま》へと向ふ、[後略
饗庭篁村「隅田の春」1928、冒頭
  三太郎の日記永久に打切りするために從來公にした第一第二との本文その後もの集めた第三加へて此處此の出版する三太郎の日記三十に於ける自分前半期伴侶として色々意味に於いて思ひ出多いものである併しこの通讀する行間に於いて看取する得べきが如く自分次第に此の告白若しくは告白めきたる空想及び思索してゐる堪へなくなつて來た自分最早永久にこの――篇中に於いて最も日記らしい體裁具備する――文章公にすることがないであらうさうして後年再び告白要求痛切に感ずる時期來ても――自分早晩如き時期來ること豫想する――如き形式に於いてそれすること決してないであらう故に自分自分生涯に於ける如き時期葬るために過去現在並びに――將來渉つて自分この文章愛して呉れ若しくは愛して呉れるであらうところの友人親愛表はすためにVolksausgabeに於いてこの殘して置く
阿部次郎合本三太郎の日記 」1950、冒頭
 一五九〇徳川家康そのころ江戸という名前知られていた今日東京入ったときここにはいくらか寂れたあるばかりでした二〇ほどうちそことても活気あるなり難船してここ訪れたフィリピン総督ドン・ロドリゴ・デ・ビベロこの都市計画褒め讃えてから見たところではスペイン家屋もっと美しいように見えるけれども入る日本ほう美しさにおいて上回る書きましたそのころ東京一五ぐらい人口持っていました
  家康このつくってから一〇〇ほど人口一〇〇超えるほど増えその頃八七だったロンドン五四だったパリ二五だったウィーンこれまた二五だったモスクワ一七だったベルリンしのぐ都市なりました一七世紀半ばから一九世紀半ばにかけて東京世界最大都市でした
  その一〇〇人口半分ほど全国各地から集められてきた中央政府管理ならびに護衛携わっているでしたあと半分町人職人でしたこの都市内部には農民ほんの少ししかいませんでした一七九四老中松平定信政策足りなくなった場合貯蔵用意できましたということはいざと言うときには五〇町人職人たちこの蓄えられた半年ほど食いつなぐことができるというわけでした
鶴見俊輔戦後日本大衆文化:1845~1980年」1984)
このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学許可されましたこと、心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要教材リスト同封いたします。
(J.K.ローリング作、松岡佑子訳「ハリー・ポッターと賢者の石」1999)
1-2.
西天の付法蔵の祖師、三学並びに弘通《ぐつう》す
無住沙石集鎌倉後期