いのち(命)

04/01/2015 16:10

アクセントのち]
1.
生物を生かす根源的な力。せいめい(生命)
命にかかわる病気 命をとりとめる 命の恩人 命を捧げる 命ある限り
2.
生きている間。生涯。一生。
短い命を終える
3.
寿命。
命が延びる 命の限り 命を長らえる
4.
最も大切なもの。唯一のよりどころ。そのものの真髄。
命と頼む 商売は信用が命だ 書家にとって筆は命だ
5.
近世遊里などで。]
相愛の男女が互いの二の腕に「命」の一字、または「誰々命」と入れ墨をすること。心変わりのないことを誓うもの。また、その文字。
6.
運命。天命。
 
→命あっての物種《ものだね》・命生く・命から二番目・命死ぬ・命過ぐ・命つれなし・命長ければ辱《はじ》多し・命なりけり・命にかえる・命に懸けて・命は義に縁《よ》りて軽し・命は鴻毛《こうもう》より軽し・命は風前《ふうぜん》の灯《ともしび》の如し・命待つ間《ま》・命を落とす・命を懸ける・命を削る・命を捧げる・命を捨てる・命を繋ぐ・命を拾う・せいめい(生命)せいめい(性命)

用例

1.
「いのち(命)」1.用例
3.
五助は人間言うように言った
おぬし畜生じゃから知らずにおるかも知れぬが、おぬしさすって下されことのある殿様は、もう亡くなり遊ばさそれでなってなされお歴々きょう切ってなさるおれ下司《げす》あるが、扶持《ごふち》を戴いてつないだお歴々変ったことはない殿様かわいがって戴いたありがたさ同じことじゃそれでおれ切って死ぬるのじゃおれ死んでしもうたおぬし今から野ら犬なるのじゃおれそれかわいそうならん殿様をしたは岫雲院で井戸飛び込んで死んだどうじゃおぬしおれ一しょ死のうとは思わんかいもし野ら犬なって生きてたい思うたこの握り飯食ってくれい死にたい思うなら食う
森鷗外阿部一族」1913)
坂口安吾堕落」1946、冒頭
6.
年ごとにあひ見ることはにて老いの数そふ秋の夜の月
(「風雅和歌集」14世紀半ば)