こうやひじり(高野聖)

16/04/2016 23:15

かうやひじり」]
1.
平安中期以降《いこう》、仏道修行《ぶつどうしゅぎょう》のため高野山に隠遁《いんとん》した。また、高野山の下級《かきゅう》の
2.
寄付《きふ》をつのる、また地方伝道《ちほうでんどう》のため、高野山から出《で》て諸国《しょこく》を勧進遊行《かんじんゆぎょう》した回国《かいこく》の。学侶方《がくりょがた》・行人方《ぎょうにんがた》に対《たい》して、聖方《ひじりかた》のこと。近世になると主《しゅ》としてその服装《ふくそう》をした乞食僧《こつじきそう》・行商僧《ぎょうしょうそう》を指すようになった。
3.
タガメの異名。[
4.
小説泉鏡花作。1900年《せんきゅうひゃくねん》(明治33)発表《はっぴょう》。高野《こうや》の旅僧《りょそう》宗朝《しゅうちょう》を語《かた》り手《て》として、飛騨《ひだ》天生峠《あもうとうげ》の、魔性《ましょう》の美女《びじょ》のいる超現実《ちょうげんじつ》世界を夢幻的《むげんてき》に描《えが》く。

用例

4.
引《ひっ》かかるよう、《きざ》が入れてあるのじゃから
泉鏡花高野聖」1900)
ちょいと見ると、いやどれもこれも克明で分別のありそうな顔をして。
泉鏡花高野聖」1900)
何処《どこ》までも人を凌い仕打な薬売は
泉鏡花高野聖」1900)
「高野聖」4.用例「せ」