また(又・亦・復) 副詞・接続詞・接頭語

13/01/2016 22:53

アクセント:ま
1.

1-1.
前《まえ》にあったことが再《ふたた》び起《お》きたり、繰《く》り返《かえ》されたりするさま。ふたたび。今度《こんど》も。同様《どうよう》に。やはり。отново; пак
あしたまた来ます。Утре ще дойда отново. いつかまたお話を聞かせてください また失敗した。Пак се провалих. またのおいでをお待ちしております またうまくいった。Отново мина добре. 今日もまた雨だ。И днес пак вали.
1-2.

他《た》と同《おな》じ事態《じたい》・状態《じょうたい》にあるさま。ひとしく。同《おな》じく。やはり。同様《どうよう》に。(също) като; и; също
息子もまた父親と同様、学者だ。И синът, (също) като бащата, е учен. 彼もまた人の子だ。И той е нечие дете.
1-3.

そのものと別《べつ》であるさま。друг (път)
忙しいからまたにしてくれ。Тъй като сега съм зает, моля те, остави за после/друг път. またの機会друга(следваща) възможност
1-4.

さらに別《べつ》の要素《ようそ》・事柄《ことがら》がつけ加《くわ》わるさま。その上《うえ》(に)。и; също; освен това
秋はまた収穫の季節でもある。Есента е и сезон, в който се събира реколтата. 彼はまたロマンチストでもある。Той е също и романтик. 一人旅もまたよいものだ
1-5.

驚《おどろ》きや疑問《ぎもん》・いぶかしみの
気持ちを表《あらわ》す。まったく。それにしても。それにつけても。
またえらい失敗をしたものだ またなんときれいな花だろう よくまたそんなことが言えたものだ どうしてまたそんなことをしたのか
2.


2-1.

事柄《ことがら》を並列《へいれつ》・列挙《れっきょ》するときに用《もち》いる。ならびに。и; освен това и; също и
彼は、英語もドイツ語も、またフランス語も話せる。Той говори английски, немски, а освен това и френски.
2-2.

さらに別《べつ》の要素《ようそ》・事柄《ことがら》をつけ加《くわ》えるときに用いる。その上《うえ》(に)。かつ。
おもしろいだけでなく、また役に立つне само е интересно, но е и полезно 彼は医師であり、また文学者でもある。Той е лекар, а освен това и литературовед. 山また山 金もいらない。また地位もいらない。Не ми трябват пари.Нито пък (висок) пост.
2-3.

並列《へいれつ》・列挙《れっきょ》した事柄《ことがら》のうち、どれを選択《せんたく》してもいいときに用《もち》いる。あるいは。または。
行ってもいいし、また行かなくてもいい
2-4.
話題《わだい》を変《か》えるときに用《もち》いる。それから。ところで。
2-5.
しかし。
3.
接頭
名詞に付《つ》いて。]
間接《かんせつ》である意《い》を表《あらわ》す。
また聞き また貸し 又借り

→またの・またも・または・又という日・又と無い・又にする
もまた(も亦)もまた(も又)

用例

1-1.
「また(又・亦・復)」1-1.用例
1-2.
「また(又・亦・復)」1-2.用例
1-4.
1-5.
 
去年小林秀雄水道橋プラットホームから墜落して不思議な助かつたといふきいた泥酔して一升ビンぶらさげて酒ビンと一緒に墜落したこのきいた心細くなつたものだそれ小林といふ人物煮ても焼いても食へないやうな骨つぽいそしてチミツな人物心得あのだけ自動車ハネ飛ばされたり落つこつたりするやうなことないだらう思ひこんでゐたからそれといふ人間自動車ハネ飛ばされたり落つこつたりしすぎるからのアコガレ的な盲信でもあつた思へば然しかう盲信したのは甚しい軽率で自身過去事実に於いて最もかく信ずべからざる根拠与へられてゐたのである
 
十六七こと越後親戚仏事ありモーニング着て東京でた上野駅偶然小林秀雄一緒なつた新潟高校講演行くところ二人上越線食堂車のりこみ下車する越後川口といふ小駅までのみつゞけたやうに弱いには食堂車ぐらゐ快適なないので常に身体ゆれてゐるから消化してもたれることなく気持よく酔ふことができる酔つた小林酔つた小林仏頂面似合はず本心やさしい親切なから下車するくるあゝ持つてやると云つて荷物ぶらさげて先に立つて歩いたそこで小林ドッコイショ踏段おいた荷物ありがたうぶらさげて下りて別れたのである山間小駅さすがに人間乗つたり降りたりしないところと思つて感心した第一駅員ゐやしない人ッ子一人ゐないこれ徹底的にカンサンなあるもの人間乗つたり降りたりしないものだからホーム何尺ありやしない背中すぐ貨物列車あるそのうち小林乗つた汽車通りすぎてしまふ汽車なくなつた向ふ側よりも一段高いホンモノプラットホーム現はれた人間だつてたくさんウロウロしてゐらああのとき呆れたプラットホーム反対側降りたわけではないので小林秀雄下ろしたのである
坂口安吾教祖文学」1947、冒頭
2-1.
「また(又・亦・復)」2-1.用例
2-2.
2-3.
また、ふもとに一つの柴の庵あり
鴨長明方丈記」1212)
森鷗外阿部一族」1913)
2-5.
見る時は、
また、かねて思ひつるままの顔したる人こそなけれ
吉田兼好徒然草」14世紀前半