接続助詞・副助詞・間投助詞

29/06/2015 11:53

1.
接助
活用語終止形に付いて、前後の句を接続する。中世から見られる形容詞終止形による接続用法から、その語尾が遊離・独立して成立した。近世以降多く用いられるようになり、主に打ち解けた対話で用いられる。]
1-1.
前に述べる事柄が、後に述べる事柄と並列的、対比的な関係であることを
表す
御飯も炊けるし、味噌汁も作れる むし暑いし、風はないし、まったく参った しゃべっている人もいないし、横を向く人もいない 成績はよくもないし、悪くもないしといったところだ 遊びには行きたいし、暇はないし、面白くない 
1-2.
前に挙げた事柄を原因・理由として下の事柄に続ける。
からので
身体はじょうぶですし、もっと働けます 家も近いんだし、たまには寄れよ
1-3.
終助詞的に用いて。]
一つの事実・条件を言いさし、それから導かれる結果・判断を言外に暗示する。
旅行はしたいけれども、暇はないし ああ面白かった。席もすいていたしね せっかくチャンスをやっても、そのたびに失敗ばかりするし
1-4.
[打ち消し推量の
助動詞「まい」に付いて。]
逆接条件を表す。相手を軽んじたり、詰問したりする。ものを。
のに
子供のけんかじゃあるまいし 人ごとではあるまいし、まじめに考えなさい
2.
副助
名詞活用語連体形及連用形副詞助詞などに付く。指示語「し」のという。上代に多く用いられ、中古以降は「し…ば」の形、または「しも」「しは」「しぞ」のように他の助詞と複合した形で用いられる。]
上の語を強調する。
3.
間助
上代語
3-1.
[多く「やし」「よし」の形で。]詠嘆を
表す
3-2.
感動詞や他の間投助詞とともに用いられて。]
語調を調え、囃子詞《はやしことば》を構成する。

用例

1-1.
「し[接続助詞・副助詞・間投助詞]」1-1.用例
1-3.
(御徒町凧作詞、森山直太朗作曲「生きてること辛いなら」2008)
2.
「し[接続助詞・副助詞・間投助詞]」2.用例
3-1.
はしきよ我家《わぎえ》の方ゆ雲居立ち来《く》も
(「日本書紀」720)
よしゑや直《ただ》ならずともぬえ鳥の心泣《うらな》け居りと告げむ子もがも
(「万葉集奈良時代
3-2.
今はよ今はよああやを今だにも吾子よ今だにも吾子よ
(「日本書紀」720)