訪れた(おとずれた)

16/07/2015 14:42

→「おとずれた(訪れた)

用例

  一五九〇徳川家康そのころ江戸という名前知られていた今日東京入ったときここにはいくらか寂れたあるばかりでした二〇ほどうちそことても活気あるなり難船してここ訪れたフィリピン総督ドン・ロドリゴ・デ・ビベロこの都市計画褒め讃えてから見たところではスペイン家屋もっと美しいように見えるけれども入る日本ほう美しさにおいて上回る書きましたそのころ東京一五ぐらい人口持っていました
  家康このつくってから一〇〇ほど人口一〇〇超えるほど増えその頃八七だったロンドン五四だったパリ二五だったウィーンこれまた二五だったモスクワ一七だったベルリンしのぐ都市なりました一七世紀半ばから一九世紀半ばにかけて東京世界最大都市でした
  その一〇〇人口半分ほど全国各地から集められてきた中央政府管理ならびに護衛携わっているでしたあと半分町人職人でしたこの都市内部には農民ほんの少ししかいませんでした一七九四老中松平定信政策足りなくなった場合貯蔵用意できましたということはいざと言うときには五〇町人職人たちこの蓄えられた半年ほど食いつなぐことができるというわけでした
鶴見俊輔戦後日本大衆文化:1845~1980年」1984)
 住むいなくなった木造民家ほとんど改修せずに使うデイ・サーヴィス施設だったもちろんバリアフリーからはほど遠い玄関には石段あり玄関引く玄関間ある脱いでよいしょ上がるこんどそれ開けてみな集《つど》っている居間入る軽い認知症患っているその女性お菓子おしゃべり興じている老人たちにはすぐに入れず呆然と立ちつくすなんとなくいたたまれず折ってしゃがみかけるとっさどうぞいざりながら自分使っていた座布団差しだす伸びる。「おかまいなく座布団押し戻し、「言うておす遠慮せんといっしょお座りやすふたたび座布団押し戻される…。
(鷲田清一「身ぶり消失」2005)